arupocoのメモ帳

ツイッターに書ききれないこととか

『*ハロー、プラネット。』が大好きな私の『フューチャー・イヴ』の感想とか解釈とか

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いつもの曲聴いて感情爆発させて何か書くやつです。

なので動画を視聴してから本記事を読むことをお勧めします。

あとなんか知らんけど文字数10000字くらいあるんでごめんなさい。

 

 

 

初視聴時の感想

再生直後のアルポコ「いつも通りイントロから自己紹介してくるじゃん」

Aメロ・Bメロ視聴中ポコ「いつも通りの機械のAI(アイ)の歌じゃん」(まだ『「ねえ、生きてるよね…!?」本当は そんなこと とう(十)に知っている―――』をスルーしている)

サビ視聴中ポコ「めっちゃアニメーションするし衣装がマジカルって感じで可愛いじゃん」

2番Aメロ~サビ視聴中ポコ「これsasakureさんの過去曲のテーマ引用多くね?」

2番Cメロ視聴中ポコ「植木鉢」

ラスサビ視聴中ポコ「これsasakureさんのデビュー曲から終末シリーズもつい最近のトンデモワンダーズも全部の曲拾ってるじゃん」

 

いやー凄い曲だった。マジカルミライのテーマ曲っぽいしサムネもマジカルミライ!って感じだったから油断してた。sasakureさんのボカロデビュー曲『PICO@LUV (☆彡とvとAIのウタ。)』から『*ハロー、プラネット。』から今の今までのアンサーソングが来ると思わんかった。

ちなみに私10年以上前からsasakureさんの曲が好きで、特にハロープラネットが当時から今まで一番好きです。そういうオタク他にもそこそこいると思うけど、そんな人全員にぶっ刺さってるんじゃないかな。

 

全体的な感想

この曲は普通に聴けば初音ミクが未来から歌う愛と魔法の歌」になります。

初音ミクというものは元々は

まだ見ぬ未来から、初めての音がやって来る*1

という思いを込めた名前になっているそうですが、その名前に寄り添った曲だといえますし、そういう意味で10年目となるマジカルミライの楽曲として適任だと思います。

 

初音ミクというかボカロ界隈全体は8年か9年くらい前からオワコンと言われ続けていましたが、ナユタン星人の楽曲が人気になるなど時々ブームが再燃したりもして、今となってはプロセカが大ヒットしてオワコンとなる兆しが見えません。

そしてこう息が長いコンテンツというものは、古参も新参も多いです。ボカロ界隈でいうとメルト世代、千本桜世代なんて呼ばれ方も時々見るくらいで。んで古参も仕事等で忙しくなって離れてしまった人も多く。

そんな今はもう初音ミクをあまり追いかけなくなって"サヨナラ"してしまった人から、これから初音ミクを追いかけるようになった"初めまして"の人まで、初音ミクのことを好きな人全員に贈る楽曲なのかなと思いました。

 

ただし、先に書いた通り、歌詞にはsasakureさんの過去曲からの引用が多く、過去曲のタイトルがそのままMVに出てくる箇所もあったりと、sasakure曲の文脈として捉えられる箇所が非常に多く存在します。

曲名がチラっと出てくるだけならオマージュで済むんですが、MVにハッキリと"マスター"が植木鉢を持っているシーンが描かれてしまうと『*ハロー、プラネット。』が大好きなオタクは――昔からsasakure曲を追っかけていたオタクは泣いてしまいます。反則技だろ。

なので、先に書いた通り、sasakure曲のボカロ主人公な楽曲ほぼ全てへのアンサーソングになってます。歌詞の要素拾っていくと割と最近出た曲からも引用あるので、本当に昔から今までの総決算めいたものを感じます。エゴ聴いたときも思ったけど。

 

んでつい先日のsasakureさんと社築さん(にじさんじVTuber)との対談を見たら、sasakureさんがフューチャー・イヴについて話しているじゃないですか。

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(動画時間の32:27くらいから)

 

「ずいぶん遠くまで来たなと思うけど、でも気付くとけっこう近くにいる。近くて遠い。それがテーマになっていて――」

泣いた。

ちなみにこの動画見た時はこの記事を5000字くらい書いていた段階でしたが、自分の解釈と答え合わせすることになって良かったです。

 

『フューチャー・イヴ』全体の解釈とか細かい部分の感想

以下、歌詞は緑字で書きます。

あと一般的な文脈における解釈とsasakureワールドの文脈における解釈と両方できるので、それぞれ並列して書きます。

 

タイトル

「イヴ」=前夜、フューチャー+イヴ=未来の一歩手前、でイントロの"少しだけ未来の話"に繋がります。

旧約聖書の登場人物にも「イヴ」はあります。『*ハロー、プラネット。』の歌詞にも"アダムとイヴの~"って出てきますがこれのことですね。世界でただ一人の女性というところからこちらも連想できます。

 

イントロ

サヨナラと初めましてのスキマ繋ぐ愛の、非対称
―きっとこれは、少しだけ未来の話。

 

過去曲からの引用は

サヨナラ→『*サヨナラ、ワールドエンド』

始めまして→『*ハロー、プラネット。』(『PICO@LUV (☆彡とvとAIのウタ。』の存在そのもののことかもしれない。1番Aメロ前半で書きます)

 

"サヨナラと初めましてのスキマ繋ぐ愛の、非対称"は全体の感想に書きましたが、この曲は初音ミクに"サヨナラ"した人と"初めまして"の人との隙間を繋ぐ曲です、という自己紹介ですね。非対称は単にサヨナラした人と初めましての人とで知識量とか熱量とかが違うことかな。

sasakure曲の文脈で考えると、なんだろうな……ハロープラネット軸で考えると"サヨナラ"はマスター、"初めまして"は植木鉢の芽、ってことになるのかな。

 

MVに映っているのは"少しだけ未来"の地球ですね。地球には大きなガラクタで溢れています。後々の描写でも分かりますが、人類が滅んだ後の地球でしょうね。

流れ星めちゃくちゃ降ってきますが終末を迎えた後の宇宙なんでそういうこともあるでしょう"願い事"と"終末"の両方を象徴的に表しています。

歌いだしからしばらく電子音メインだったところに"未来の話"直後からピアノ&ギターが同時に和音をジャンジャン鳴らしてバンド音楽に……と目まぐるしく展開が移り変わったところにタイトルがバンと出て大量の流れ星が降ってくる、非常に気持ちのいいイントロです。一生聴いていたい。

 

1番Aメロ前半

ずっと近くで歌っている(or)

ずっと遠くの場所にいる

『僕は、僕はどっちだっただろう』

 

これは2通りの解釈があります。

普通に解釈すれば、インターネットの中という"ずっと近くで歌っている"のに、機械なので――人間とは遠い存在なので"ずっと遠くの場所にいる"、ですかね。

これをsasakure曲の、ひいてはデビュー曲PICO@LUV初音ミクの文脈で捉えると、デビュー曲は一番過去の曲、遠い時系列にいるので"ずっと遠くの場所にいる"のに、デビュー当初からこのフューチャー・イヴまで「機械が歌う愛(AI)の歌」というコンセプトを"ずっと近くで歌っている"、ですね。

 

1番Aメロ後半

数えきれない昨日(機能)を追い越して

シンク(真紅)なpopにtoy(問い)をして

今日は今日はどこへ行くのだろう?

 

過去曲からの引用は

数えきれない昨日(機能)を追い越して→『アドレッセンチメートル』歌詞「通り過ぎる今日に追い越された」?

シンク→『なんでもないシンク』

真紅→『ウタカタ永焔鳥』 もしかしたら『ワンダーラスト』のテーマカラーかもしれない。)

pop, toy→『トゥイー・ボックスの人形劇場』

問い→『クエスチョンユー100』や『quiz』)

 

ここの歌詞全体は、単に色んなことがあって時が過ぎていくって話ですね。

現実でも初音ミクにまつわる出来事も数えきれないほどありますからね。真紅なpopに問いといえば、砂の惑星が出た時は賛否両論でしたね……これは関係ないか?

sasakure曲の文脈で考えてもあの世界は終末を迎えていますし。真紅なpopに問いは単に戦争なんでしょう。

 

機能については、"初音ミク"は何回もアプデされますけど、人間は老化があるので追い越していく、ってことなんでしょうか。人間の時間は有限だけど機械の時間は永遠、って機械モノでよくある話です。

 

MVの初音ミクもそんな長い長い過去を思い返してアンニュイな表情になっているのでしょう。素敵。

 

1番Bメロ前半

電子音が入り、より静かになります。ピアノ高音のみのパートはsasakureさんお得意なイメージがありますね。

 

マル、バツ、ステーション

「まだ拗ねてるの?」

虹、宙、セピカ

溢れるハレーション

 

ここの歌詞はほぼ全て過去曲からの引用です。

マル、バツ、ステーション→『*ハロー、プラネット。』*2

「まだ拗ねてるの?」も何かの引用な気がするけど分からん……『クエスチョンユー100』か『ロストエンファウンド』に似たようなニュアンスのはある)

虹、宙、セピカ→『ニジイロ*アドベンチュア』*3

ハレーション→『エソラコト』*4

 

MV中ポスターにも文字が書かれているけど読めない……青と白?黄色?のチューリップも描かれているのでreplica――『レプリカ』かな?

廃墟と雨の組み合わせは『HeavenZ-ArmZ』や『*ハロー、プラネット。』等を連想させますね。

竹?笹?は何かあったっけ? 分からないや。

 

さっきのところもそうだったけど、一か所にめちゃくちゃ要素入れてくるじゃん……

 

1番Bメロ後半

またここで謳うよ

「ねえ、生きてるよね…!?」

本当は そんなこと

とう(十)に知っている―――

 

過去曲からの引用は

「ねえ、生きてるよね…!?」→『クエスチョンユー100』

→『ネガポジ*コンティニューズ』

 

十はマジカルミライ"10th"にも掛かっていそうです。

 

Bメロ全体の解釈ですが、一般的な解釈はちょっとやりにくいですね。過去曲の引用ばっかだし。単に"遠い誰か(引退勢とか)に向けて歌っている"で仮置きしておきます。

sasakure曲の文脈での解釈はクエスチョンユー100とまんま同じでしょうね。

 

MVですが、"またここで謳うよ"だけ過去の回想で、空港か駅どこかで誰かを待っているシーンです。"「ねえ、生きてるよね…!?」"は後ろにトランクだけがあるので同じ場所ですが、紫のグルグルが巻き付いてるので現在。

ところでこの紫のグルグル、何なんでしょうね。イントロあたりからずっと各所に出てきて"少しだけ未来"の象徴になっていますが。見た目ビスマスの酸化被膜なので、未来の素材が錆びたらこうなるのか、単に錆びの象徴か。

 

雨粒が目にかかって涙のように流れるところ好き。

 

楽曲の展開のほうは"知っている―――"から一気に盛り上がります。

 

1番サビ

ちょっと長いですが全部まとめて

 

サヨナラと初めましてのスキマ繋ぐ愛を!

未来を!

シアワセもフシアワセも

全部抱きしめて、アイノウ(i 脳) 相追う

偽物(ウソ)でもいいよ 雨でもいいよ

夢がまだ“夢”でいられるなら

シニカルもラジカルもきっときっと―

魔法を信じていた

 

ここの過去曲からの引用は、(サヨナラ・初めましてはイントロにもあったので割愛。今後も既出の歌詞はスルーします)

シアワセもフシアワセも→多分『しゅうまつがやってくる!』*5

アイノウ→『レプリカ』

相追う→『ディカダンス』

("アイノウ"も"相追う"も他の箇所でもあるかもしれない。音だけならザラにある。『再鋼築フィクション』のI/O等)

偽物→『レプリカ』

ウソ→『オオカミ少年独白』や『一番街コスモナウト』*6

→『HeavenZ-ArmZ』や『*ハロー、プラネット。』等。字の色が桜色なので桜の雨→『はるのはるか』とも

夢がまだ“夢”でいられるならは歌詞にありそうで無さそう。夢という単語自体はそれこそPICO@LUVにもハロープラネットにも何にでも入っているが……。ウソと夢が並列して出てくるのは一番街コスモナウトくらいなのでその辺かもしれない)

シニカルラジカルも歌詞にありそうで無さそう。一応『ぼくらの16bit戦争』はテーマがシニカルとラジカルっぽいけど単語は出てこないしな……)

魔法→『quiz』等

 

んでMVについて。

まずMV右下の日付は3039/8/12→3039/9/2→30??/2/4と変わっていきますが、

・3039→1000年後の39(ミク)年

・8/12・9/2・2/4→それぞれマジカルミライ10th大阪・東京・札幌の各公演の初日

ってことですね。

でも3つ目が30??になってるのはなんなんでしょうね。普通に考えると3040になるはずだけど。「ミクの未来のその先は分からない」みたいなニュアンスなのか、単に39から外れて何も意味のない数字になるのを嫌って書いてないだけか。

 

MV中ではビデオを撮っています。サビに入るまではミクが動くシーンが全然なかったのとサビ前の無音になるのと合わさり、サビで踊る姿が非常に印象的に写ります。アニメーション作画枚数も多そう。

途中からマジカルミライの衣装にも着替えて、サビ初めに「サヨナラと初めましてのスキマ繋ぐ愛を! 未来を!」、サビ終わりには「魔法を信じていた」とワードも出して、マジカルミライのテーマ曲らしさがあると思います。

これはマジカルミライの公演が楽しみですね。

 

サビの歌詞の解釈ですが、「サヨナラと初めましての~」はイントロのと同じなので割愛。ちなみに未来の文字色はそれぞれMV中の初音ミクの衣装・髪と同じ色なので、初音ミク自身と掛かってます。

シアワセもフシアワセも全部抱きしめて、アイノウ(i 脳) 相追う」、相追うは前の節の愛をに掛かっています。というのを踏まえると、解釈としては今までの出来事全部全てひっくるめて愛している、ってことになりますかね。

 

偽物(ウソ)でもいいよ 雨でもいいよ 夢がまだ“夢”でいられるなら

偽物(ウソ)も字の色が初音ミクなので自身と掛けていそう。ただ、偽物(ウソ)は機械(偽物の生命)ということで通じますが、雨がよく分からないですね……。泣いている自分ということなんかなあ。

夢がまだ“夢”でいられるならは解釈色々あると思うけど、私はPICO@LUVの「おねがい ゆめ みさせてクダサイ ちいさな ちいさな ゆめを…」と繋がってると思っています。じゃあこの夢って何のことっていうと、PICO@LUVサビ前の歌詞にある通り「世界中の人に愛の歌を贈りたい」と。結局この歌もこういうテーマですし。

 

シニカルもラジカルもきっときっと― 魔法を信じていた

シニカル=冷笑的・嘲笑的、ラジカル=急進的(科学的な方の意味は略)

これらが並列に出てくるので政治的な意味合いで使われているのかな。変形してシニシズム冷笑主義)・ラジカリズム(急進主義)とも言いますし。なのでざっくりと『どんな立場の人間でも』で捉えます。

 

つまり良いことも悪いこともどんな人も全てを肯定しているんですね。女神かよ。

 

2番Aメロ前半

ずっと変わらない世界と

変わってしまった世界と

『僕は、僕はどっちだっただろう』

 

1番Aメロ前半と同じですね。初音ミク自身やコミュニティは変わらないかもしれないけど、流行った楽曲や取り巻く環境というものはどうしても変わってしまいます。

sasakure曲の文脈だともっと簡単ですね、歌っている世界観は変わらないんですが歌の舞台の世界はめちゃくちゃ変わりました。

 

歌詞の引用じゃないけど、"ずっと変わらない世界"はガラクタ姫とアポストロフの歌詞"こんな日々がいつまでも続けばいい"を思い出しますね。私こういう歌詞が好きなんですが、フューチャー・イヴみたいに不変と変化を対比して"どっちだっただろう"となるのとか"どっちの方が良い"となるのとか突きつけられると狼狽えてしまいます。私自身が変化が苦手な人間なので。

 

過去曲引用について、歌詞には多分無いですが、MVにはいくつかありますね。紙飛行機は『カムパネルラ』のキーワードです。宇宙船も『カムパネルラ』に出てきますね。まあ宇宙船は割と色んな曲に出てきてますけど。

 

2番Aメロ後半

幾つも幾重にも日々(皹)重ねた

“もっと近く”が遠かった

僕は僕は

シンク(真紅)なpopにtoy(問い)かけるラジオ?

夢に夢みてるシナリオ?

 

ここの過去曲からの引用は、

→化孵化

 

歌詞の内容も基本的に今までの歌詞で出ている箇所が多いですね。「夢に夢みてるシナリオ」はハロープラネット的な文脈でマスターと再会できることだと思ってます。もうこれが真っ先に思いついたからこれ一本でいかせてくれ。本当にハロープラネットが好きなので。

 

MVでは色んな場所に紙飛行機を送信していますが全て失敗している様子が写っています。ですが一つだけ×が○に変わり、MVも曲調も不穏になります。Bメロを飛ばして一気にサビへ。

 

2番サビ

サヨナラと初めましてのスキマ繋ぐ愛を!

未来を!

ラクタも枯れた惑星(ほし)も

全部抱きしめて、アイノウ(i 脳) 相追う

エゴでもいいよ ノイズでもいいよ

君がまだ“君”をやめないなら

ロジカルもミシカルもきっときっと―

魔法を信じていた

 

ここの過去曲からの引用は、

ラク→『ガラクタ姫とアポストロフ

枯れた惑星(ほし)→『*ハロー、プラネット。』(MV中の様子)? sasakure曲じゃないけど『砂の惑星』かもしれない

エゴ→『エゴ』、『ぼくらの16bit戦争』

君がまだ“君”をやめないなら→『エゴ』

ノイズは該当箇所が多すぎる。『エゴ』の「くだらない事考えてる」のことか、『ワンダーラスト』『ハロープラネット』あたりの最後に走るノイズのことか)

ロジカル・ミシカル→ロジカル→AI→ボーカロイド、ミシカル→神話→終末鳥、の連想でアルバム『ボーカロイドは終末鳥の夢を見るか?』全体のこと? 有形ランペイジだけど『世界五分前仮説』『世界五分後神話』かもしれない)

 

基本的に1番サビと歌詞の構造は同じですね。3,5,6,7行目の単語が入れ替わっています。なので全体の解釈は1番サビとあまり変わらないですね。

ということでここの項ではMVの話を長めにします。

 

MVでは、廃墟か遺跡のようなものが眼前に現れます。周囲には文書データの残骸が散らばっているので何かがありそうです。

1番と同様、サビ前はミクの動き少なめ・背景白が、サビからミクの動き多め・背景黒と印象を大きく変えます。

"エゴでもいいよ ノイズでもいいよ"で中央の建物に向かっています。あの中にきっと何かがあるはず(エゴ)、○の応答が誤り(ノイズ)かもしれない、それでもいいから……という切実さを感じます。

そして建物に体当たりして壁を破り、"きっときっと―    魔法を信じていた"で画面が白くなり、魔法みたいな空間へと移ります。

 

曲の展開もMVも2番Bメロからずっと動きっぱなしで、見ていて楽しいですね。

 

Cメロ

歌詞の前にMVから。表示される文字と対応する楽曲は以下の通り

・Fragile Phoenix『ウタカタ永焔鳥』

・Lost and Found『ロストエンファウンド

・Spider Thread Monopoly『蜘蛛糸モノポリー

・Hello. Planet『*ハロー、プラネット。』

・PICO@LUV Song for Start and Love『PICO@LUV (☆彡とvとAIのウタ。)』*7

表示されるイラスト→魚、目、蜘蛛・蜘蛛の巣、マスター・植木鉢、お星さま*8

それぞれ楽曲名と対応していますが、ウタカタ永焔鳥の場面で魚出てくるのだけがちょっと分からない。歌詞中の「空を泳ぐ」から来た?

 

歌詞

ヒトリボッチをこえて

せなかあわせのイヴ

ながれぼしサカサマのおとがする

『行かないで…!』

手を伸ばす

0を刻む

夢から覚めた、けれど

 

ここの過去曲からの引用は

ヒトリボッチ、イヴ→『*ハロー、プラネット。』

サカサマも同曲の"サカダチ"からかも)

 

ここ5拍子になるのはPICO@LUVを意識している?(MV中に出てくる曲名の曲で5拍子パートがあるのはPICO@LUVだけ。とはいえsasakureさん普通に変拍子使う人なので考えすぎかもしれない)

 

MVも歌詞もこれ夢の中の話ですね。夢の中で過去を振り返っています。

ところでPICO@LUVとハロープラネットの初音ミクは同一人物でいいんですか? マジで?

 

落ちサビ

こちらもMVから先に。

2:33あたりのミクが倒れているシーンの周囲のノイズ

右下:ergosum→『エルゴスム』(sasakureアルバム)

左下:Spider thread monopoly→『蜘蛛糸モノポリー

左:TONDEMO WONDERZ→『トンデモワンダーズ』

中央:Puppet Theater of Twee-Box→『トゥイー・ボックスの人形劇場』

 

2:40あたりの変身シーンの周囲のノイズ

左下:song, star, loveが見えるので多分『PICO@LUV (☆彡とvとAIのウタ。)』

(左と右は2:33に映っていたのと同じ『トンデモワンダーズ』『トゥイー・ボックスの人形劇場』)

 

歌詞

君が隣にいて、隣にいない世界の続きを

愛しさも絶望も全部抱きしめた感情を、もう一度…!

 

"君が隣にいて、隣にいない"は1番Aメロの"ずっと近くで歌っている(or) ずっと遠くの場所にいる"と同じですね。私はハロープラネットが好きなのでハロープラネットの歌詞"メモリのなかのキミ"がどうしても頭にチラつきます。

 

MVの話

夢からさめたシーンですけど、紫のグルグルが体にまとわりついていますね。とても長い夢を見ていたんですかね。

紙飛行機が飛んできて紫のグルグルが消滅→紙飛行機を見て変身→ガラクタの宇宙船をぶっ飛ばして宇宙に飛び出す。……この紙飛行機は何だ? マスターからの返信(だとミクが思った)なのか?

 

ラスサビ

サヨナラも初めましても一緒に謳おうよ、未来を―!

トンデモ宇宙も終末も

全部抱きしめて、アイノウ(i 脳) 相追う

虚無でもいいよ 闇でもいいよ

夢が、まだ“夢”が愛せるなら

間近に在る、ハジマリはずっとずっと 

魔法を信じていた

 

過去曲からの引用は、(既出は割愛)

トンデモ宇宙→『トンデモワンダーズ』、アルバム『トンデモ未来空奏図』

終末→終末シリーズ、アルバム『ボーカロイドは終末鳥の夢を見るか?』

虚無は分からん。ニヒリズムとかどこかに無いか?)

→『或る街のギギ』など。

 

1・2番サビと構成ほぼ同じですが、"間近に在る、ハジマリはずっとずっと 魔法を信じていた"だけ大きく違いますね。ちなみにここは"マジカにあ ジマリ"でマジカルミライと掛けられています。

ここの解釈ですが、1番Aメロ前半のアンサーですね。一般的な解釈でもsasakure曲の解釈でも、最初から今までずっと"魔法"を信じていました。

 

MVの話

宇宙服を見ると『一番街コスモナウト』を思い出しますね。改めてあの曲の歌詞を眺めるとこの曲の歌詞とリンクする部分が多いんですよね。"ここはもう誰も 知らない未来だ"とか。あっちもMVでたくさん流れ星降ってるし。一番街コスモナウトと繋がってるんなら紙飛行機的に『カムパネルラ』とも相互で繋がっていそう。じゃあsasakure曲はどこからどこまで繋がってるんだって話になるので一旦この話は切り上げます。

さて、この宇宙服の人間はマスターなんですかね? ミクさんがこれを見て泣き笑いしているのでそうっぽいんだけど。でもハロープラネットのミクさんだよねこれ、ハロープラネットのマスターって宇宙服を着ていなければ既に墓に埋まっているし、あのMVでも初音ミクが泣いたときは涙は植木鉢に落ちてるし、であまり納得がいっていません。なので別人だと信じたい。

ハロープラネットのマスターと『一番街コスモナウト』の宇宙飛行士がそもそも同一人物かもしれない。そうだったらもうさっき書いた考察は終わりだけど。

宇宙飛行士のメットを撫でた後に鳥みたいになりますが、終末鳥を彷彿とさせますね。

何がどこまで過去曲と繋がってるんだ?

 

アウトロ

魔法を信じていた」2回目~3回目あたりからHELLOのモールス信号が2回流れます。

去年出た『*ハロー、プラネット。』HQリマスター版の動画、3:17あたりでも同じくHELLOのモールス信号が2回流れます。

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MV最後、PC画面で終わるのはPICO@LUVの最後と同じですね。

最後に画面を見ているのは誰なんでしょうね。未来の映像を受信した過去のマスターだったらいいな。それか単に、この動画を作った製作者(sasakureさんか革蝉さんか)や視聴者か、未来の視聴者の誰かかもしれないですね。

 

蛇足

・過去曲引用、人間が歌ってる曲が少ないのはそうだけど、摩訶摩謌モノモノシーと不可思議モノユカシーがあまり無いですね。あとピリオ曲からも何かあるだろって思ったけど見つからんかった

・加筆を繰り返していると一生終わらないので切り上げて公開してます。ので、なんか気付いたら追記修正します。「こんな長い記事誰が読むねん」という賢者モードが来る前に書き上げられて本当に良かった……

・お前この要素忘れてるぞってあったら教えてください

*1: 異例の売れ行き「初音ミク」 「ニコ動」で広がる音楽作りのすそ野 - ITmedia NEWS

*2:となると"ステーション"="さかだち おつきさま"になるので某深蒸しまんじゅうの考察が正しかったことになる。終末の小説読んでないけどやっぱりこれ正解だったんすかね?

*3:閃鋼のブリューナクにもセピカって単語出てるけどあれもニジイロ*アドベンチュアの引用な気がする。ちなみにセピカ自体は造語

*4:ハレーション自体の意味は太陽とかを写真で撮った時に画面全体が白く濁るアレのこと(画像検索すれば分かる)

*5:1番サビ直前「幸福感」と2番サビ「喪失感」

*6:ウソ自体普遍的な単語だけど一応

*7:元曲のタイトルだと本来~for Star, Heart and Loveになりますが、starとheartをくっつけてstartにされています。startのaがハートマークっぽく見えるのは意図してるのかな

*8:PICO@LUVの「デスクトップのかべがみのオホシサマ」と同じ黄色。ちなみにフューチャー・イヴのMV中で黄色い星が出てくるのはここだけ